給食計画は共食を推進しています
ライフスタイルの多様化や社会環境の変化、その他「お一人様」で入れる飲食店が多くなってきたこともあって、昔と比べて家族や仲間で一緒に食事をする機会が減っています。
一人での食事って気楽でいいですよね。私たちもよく一人で食事をすることがあります。
でも、給食計画ではあえて一人じゃなく、職場の仲間や友達、家族と食事をする「共食(きょうしょく)」を進めています。なぜなら、共食には次のようなメリットがあると思うからです。
共食のメリット
コミュニケーションの促進 | 食事を通じてコミュニケーションを図ることで、家族や仲間との絆が深まる。また継続することで、相手の変化に気づくことができる。 |
楽しい | みんな一緒で会話が弾み、楽しく、美味しく、食べられる。 |
栄養バランスが良い | 好き嫌いなく食べることができ、栄養バランスの偏りを防ぐことができる。 |
食事マナー | いただきます、ごちそうさまの挨拶や箸の持ち方などを教えることができ、良い習慣や食事のマナーが身につく。 |
食文化の継承 | 様々な世代と一緒に食べることを通して、行事食や伝統食などの食文化を継承できる。 |
協調性・社会性 | 食べるものや食べるペースなどを他人に合わせることで、思いやりの心や協調性、社会性を育むことができる。 |
共食の反対(反意語)は何かと言うと、それは「こ食」です。
お一人様で食事をするなら孤食なのですが、「こ食」の「こ」の部分には全部で7つの文字が当てられます。
「こ食」の種類とデメリット
孤食 | 家族や仲間と一緒にいるのにも関わらず一人で食事をすること | 食事中の笑顔や会話がなく、社会性や仲間意識が育ちにくい。 |
個食 | 一緒に食卓を囲んでいても、食べているものがそれぞれ違う | 献立が違うので、食べたものの感想を言い合ったり味の共有をしたりできず、連帯感や協調性が育ちにくい。 |
子食 | 子供だけで食事すること | 好き嫌いが多く、偏食になりやすい。家族や仲間のコミュニケーションが取れず、絆を深めにくい。 |
小食 | 少ししか食べないこと | 必要な栄養素が足りないために元気で丈夫な体が育ちにくく、無気力になったり代謝が悪くなったりしがち。 |
固食 | 同じもの、好きなものばかり食べること | 偏食で食事の幅が狭くなり、栄養バランスが偏るだけでなく、わがままで自己中心的になりやすい。 |
濃食 | 味付けの濃いものばかり食べること | 醤油やマヨネーズなどをかけすぎると塩分の取りすぎになったり、素材の繊細な味や香り、歯ごたえを感じる五感が育たず、味覚が育ちにくい。 |
粉食 | 粉から作られたものばかり食べること | 麺類やパン、パスタなど、粉が原料の食品ばかりを食べていると、柔らかいものが多いために噛む力が弱くなり、食べ過ぎてしまいやすい。 |
意外と心当たりのある「こ食」があるのではないでしょうか。
7つの字を当てられる「こ食」ですが、孤食が他を呼び込みやすくもなります。
そこでNEXTの給食計画は、お一人様をやめ、みんなで食べる共食を推進しています。